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小売り業界コラム

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小売り業界についてのコラムをまとめました!毎月新しいコラムを追加しています!!
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#言葉

チラシは空からばら撒くものだった?

皆さん、スーパーと言えば何が真っ先に思い浮かびますか? 季節を感じる生鮮食品、食欲をそそる出来立ての惣菜、日々の生活に欠かせない日配食品…などなど色々あると思います。 しかし、何か忘れていませんか? スーパーと言えばもう一つ、デカデカと赤と黄色の数字が記載され、お得な商品が並んだチラシです! 皆さんの中にも、チラシを見て献立を考えるという人も少なくないのではないでしょうか? HPでもスーパーにおける3つの”ない”顧客と、チラシについて取り上げたことがありましたが、今回は、

オタクの変化に学ぶ?言葉の移り変わり

好事家という言葉があります。 特に若い世代には馴染みが薄い言葉かもしれません。「こうずか」という読み方を知らない人も少なくありません。新明解国語辞典で好事家を調べてみると、「普通の人には興味のないような物事に関心を寄せる人」と記載されています。現代の何かに似ているように思えませんか。 そう、オタクですね。 古来、オタクという言葉がなくても、同じような意味を持つ言葉がありましたが、若者には馴染みがないため、新しい言葉が生まれたようです。ただし、オタクを好事家と言い換えても、

「足元を掘る」ことに注力すべき時代がやってきた!

「足元を掘れ、そこに泉が湧く」 過去にはさまざまな思想家が、この言葉とほぼ同様の言葉を残しています。私が知る限りでは、ローマ五賢帝の最後の一人、マルクス・アウレリウスの『自省録』の中に見られるのが最初のようです。以降、ゲーテやニーチェなど、そうそうたる思想家の著書にも同様の言葉が見られています。 「己の中にこそ目を向けるべき宝があるのに、人は外にばかり目を向ける」というのは、ドイツの哲人ショーペンハウアーの言葉です。宝は足元にあるのに、なぜそれに目を向けることなく外ばかり見

減塩商品の"塩"対応と神対応について考える

私事ですが、最近『薬屋のひとりごと』というアニメにハマっています。 あらすじは省略しますが、作品内では様々な毒や薬の話が出てきます。 物語の中で、私たちの身近な「塩」がキーになっている回がありました。 酒のつまみで出てきた塩を大量に摂取したことで人が亡くなってしまうのですが、現実世界でも塩の摂取量と健康の関係は口酸っぱく言われています。 1回の食事で死に至ることはそうそうありませんが、 健康を気にして減塩商品を選ばれる方も増えているのではないでしょうか? 今回はそんな減