なぜ今、データコムがグローバル人材の獲得に向けて、台湾の就活イベントに出展するのか?
皆さんは「台湾」と聞いた時に、何を思い浮かべますか?
肉汁が溢れる小籠包、ノスタルジックな街“九份”、摩天楼“台北101”などなど、魅力的な観光コンテンツを想起される方が多いのではないでしょうか。
もちろん、それらも大正解なのですが、実は教育水準がとても高いことでも知られています。
15歳の学生を対象に、81の国と地域で行われる学習到達度調査で、台湾は上位にランクイン。
2022年の結果は、数学的応用力で日本より2つ上、その他項目は日本より2つ下となっており、全世界のなかでもかなり高い水準です。
(日本と比べると劣後して見えるが、日本がかなり高い位置にいるということ)
また、台湾では“大学全入時代”を迎えていると言われています。
高校卒業者の大学進学率は約85%、普通科の高校卒業者に絞ると約95%。日本における高校卒業者の大学進学率が60%弱なことを踏まえると、いかに高い数値か分かると思います。
さらに、実は日本人留学生が多くいる国のひとつでもあります。
文部科学省の調べ(2020年度)によると、単位取得を伴う留学先の第3位が台湾だそうです。
距離が近く、渡航費が少ない、そして比較的治安が良いというのは留学先を選ぶ上でとても重要です。
その上、高い教育水準で育った現地学生と切磋琢磨しながら、話者数世界2位の中国語を学べる環境は魅力的だと思います。
今回は、そんな台湾で開催された就活イベントについてレポートしたいと思います。
なぜ台湾のイベントに参加したの?
今回イベントに参加した理由は「会社に新しい風を吹かせてほしい」です。
当社は、2024年の4月に創業30周年を迎えました。
30年も経つと、会社の雰囲気は大きく様変わりします。これは、ネガティブなことではなく、とてもポジティブなことです。
創業時から会社を支えてくれている社員が会社の強みやカルチャーを保ちつつ、新卒や中途で入った社員が新たな考えや思いを持ち込むことで、時代の移り変わりに合わせて変化したと言えます。
従って、これからも常に時代の変化と向き合うことが大切です。
グローバル化が加速する今日、日本人のみで考えを深めていても限界が来るのではないかと思います。
一足飛びに世界進出するのは難しくても、世界で起きている事象や日本人以外の考えと向き合う癖を付けながら、機会に備えていかなければならないでしょう。
そのためにも、外国籍の方の入社は不可欠です。
ルーツの異なる方だからこそ、吹かせられる風があると考えています。そんなことを考えている折、本イベントのご案内を頂き、もってこいだと感じて参加を決めました。
熱意溢れる学生と出会えるイベント
今回のイベントは、台湾の首都・台北市内にある私立の総合大学で実施されました。
台湾の企業を中心に140社ほどがブースを出展。IT、製造業、小売・サービス業など業界別にエリアが仕切られる形態となっていました。
当日の来場者数は発表されていませんが、1,000人程度が来ていたのではないかと思います。
日本からの出展が当社のみだったこともあり、日本での就職に関心を持つ学生が多数訪れてくれました。
私を含めて3名で参加したのですが、それでは対応し切れない事態が起きるほどの盛況ぶりで、日本から持って行った配布資料も全て使い切りました。
当初コミュニケーションを心配していたのですが杞憂でした。彼らからみると、当社が“外資企業”に相当することもあり、大半の学生が英語を話せました。
とある調査では、日本と台湾の英語レベルは同等と言われているのですが、実際は大きな差があると感じました。
また、日本語能力試験の最難関N1レベルを有する学生もちらほら。体感ですが、8割ほどの学生とは英語で、2割が日本語でコミュニケーションを取った気がします。
次回は実際に学生とどのようなやり取りをしたのか。頻出した質問とそこで感じた今後の課題をご紹介します!
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