【Salesforce/Uberなど有名ベンチャー編】海外出張ついでに「シリコンバレー」歩いてみた最終回!|取締役の海外出張探訪記
ここまで5回に分けて配信してきた
海外出張ついでに「シリコンバレー」歩いてみた|取締役の海外出張探訪記もとうとう最終回です!
今回はSalesforce/Uberなど
みなさんが1度は聞いたことがあるような、
シリコンバレーの有名ベンチャー企業をご紹介します。
過去の記事は下のマガジンにまとめてあるので、
ぜひご覧ください!
サンフランシスコ市内にも新興ベンチャーが多数
シリコンバレーを離れ、最後はサンフランシスコ市内のSouth of Market(SoMa)エリアに立ち寄りました。
このエリアで中心的な存在は、SFA(Sales Force Automation、営業支援)ツールの雄であるSalesforceの本社ビル“Salesforce Tower”です。
1999年にサンフランシスコで創業して以来、この地をベースに事業を展開。
サンフランシスコのランドマークとも言えるこのビルは
2018年に完成、一帯が“Salesforce Park”となっています。
高層ビルが立ち並びながらも、
周辺は草木が多く、緑に囲まれています。
Salesforceは従業員の在宅勤務を恒久化する方針を打ち出しており、
オフィスを“コミュニケーションハブ”として捉えているようです。
また、Salesforce Towerの向かいには買収したslackのオフィスもあります。
Salesforce Towerから、
大リーグ・サンフランシスコジャイアンツの本拠地である
Oracle Park方面へ向かうと、
ライドシェア・フードデリバリーのパイオニアである
Uberの本社があります。
Uber初の自社社屋ということで、
オープン当初は大きな注目を集めました。
建物全体がガラス張り、
オフィスと街をシームレスにすることで、
働く従業員が常にインスピレーションを感じられるようになっています。
また、空調などへ工夫を施すことで環境に配慮しています。
そして、最後にX(旧Twitter)の本社を訪問しました。
リブランディングを図るため、
「X」のロゴがビル上部に設置されたのですが、
近隣からのクレームを受け、数日で撤去された模様。
以前まで掲げられていた「Twitter」の看板も無くなっており、
パッと見ではXのオフィスであるということに気づきません。
今後、どのようにブランドを打ち出していくのか注目です。
おわりに
ここまで、シリコンバレーとサンフランシスコの
オフィス探訪をお届けしてきました。
普段、東京で働いている身としては、
シリコンバレーの環境にとても驚きました。
基本的にオフィス周辺は自然に囲まれており、
交通の便は決して良くありません。
平日の業後や週末にどのように余暇を過ごすのだろうか?
という疑問も生まれました。
シリコンバレーのエリアに住む方にお話を伺うと、
自然を活かして、ハイキングやサーフィンなどを嗜む人も多いのだとか。都会の喧騒を離れ、大自然のなかで過ごすことに
価値を感じる人も多いのかもしれません。
また、各社ともオフィス内がとても充実しているので、
従業員同士のコミュニケーションは
その場で完結してしまうのかもしれません。
メディアでGAFAなどの先進的なオフィスが
取り上げられることもあるため、
何となくのイメージを持ってはいましたが、
実際に訪問することで
立地や周辺環境を含めた実態を体感出来ました。
オフィス作りの好事例を参考にするのは
もちろん良いことだと思います。
ただし、その際にどんな環境で、
どんな従業員が働いているかも踏まえる必要があると痛感しました。
「こういうオフィスだから、優秀な従業員が集まっている」
あるいは、「優秀な従業員が居るから、こういうオフィスの発想が生まれて上手く機能する」という卵が先か鶏が先かの議論な気もしますが、
私個人の感覚としては後者の要素もあるのではないかと感じます。
経営陣や人事に求められるのは、
従業員の働く姿や暮らしぶりから、
大切にしている価値観を解釈することかもしれません。
その上で、企業文化や求める働き方などと照らして、
どんなオフィス・ルールを構築するかを検討することで
効果が最大化されるのではないでしょうか。
自社の状況を顧みることと、
成長著しい企業の成功要因を参照することのバランスを上手く取りながら、現行従業員および今後入社する(してほしい)人にとって働きやすい環境に変えていかなければならないなと痛切に感じながらサンフランシスコ国際空港に向かうのでした。
そのような課題感をお持ちの方にとって、少しでも参考になれば幸いです。