減塩商品の"塩"対応と神対応について考える
私事ですが、最近『薬屋のひとりごと』というアニメにハマっています。
あらすじは省略しますが、作品内では様々な毒や薬の話が出てきます。
物語の中で、私たちの身近な「塩」がキーになっている回がありました。
酒のつまみで出てきた塩を大量に摂取したことで人が亡くなってしまうのですが、現実世界でも塩の摂取量と健康の関係は口酸っぱく言われています。
1回の食事で死に至ることはそうそうありませんが、
健康を気にして減塩商品を選ばれる方も増えているのではないでしょうか?
今回はそんな減塩商品にまつわる話です。
毒と薬、その違いは摂取量だけ!?
塩は本来体に必要で、様々な料理に欠かせない調味料ですが、
糖質やコレステロールと同様に悪者にされがちです。
しかし、どんな成分でも、毒にでもなれば、薬にもなります。
その境界線は適量かどうかそれだけです。
過去にはこんな言葉も残されています。
「毒のない食品はない、あるのは毒とならない適正な量だけだ」
by パラケルスス(16世紀スイスの医師/化学者)
(『薬屋のひとりごと』でも似たような台詞があります。)
塩も生きていく上では必須の食品であり、致死量も既に分かっています。
つまり、悪いのは過剰摂取で塩自体に非はないはずです。
そうは言えども、そっけない対応を表す"塩対応"という言葉があるように
塩の印象はあまりよくないようです。
塩対応と神対応
塩対応と真逆の対応としては神対応があります。
神対応と言えば、
大谷翔平選手が背番号を譲ってくれた同僚の奥さんにポルシェをプレゼントしたという規格外の神対応がありましたね。
そんな神対応もしかり、日本では神という言葉も案外気軽に使われます。
流行語にも「神ってる」や「村神様」が入ってましたね。
なんか野球の話ばっかりですが、これは日本特有の話らしいです。
欧米の場合、神は畏れ多い存在として認識されているので、
安易に使われないそうです。
音楽の例を挙げると、バッハやベートーヴェンといった誰もが知っているような音楽家ですら「音楽の父」や「楽聖」と呼ばれ神にはなりません。
減塩商品の神
何かと「神」になりやすい日本であれば、
美味しい減塩商品の十分な品揃えが実現できれば、
減塩商品のユーザーからは"神対応"と表現されるのではないでしょうか。
もしくは、「減塩商品の神」なんて呼ばれるかもしれませんね。
冗談はさておき、HPのブログで公開したように
減塩商品の売り場に関して塩対応となるような売り場にはならないようにしたいですね。