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「運動不足解消しましょう!」が42.195kmに!?データコムマラソン部、ちばアクアラインマラソン完走までの道のり

データコムはIT企業でありながら、意外とマラソンやキャンプなどアクティブな趣味を持った人が多い会社です。
今回は、そんな人たちが集って参加した「ちばアクアラインマラソン2024」の振り返りをしていきます!
超大作になってしまいましたが、お付き合いください!


ノリと勢いでフルマラソン挑戦決定

2024年3月26日
ひょんなことからフルマラソンへの挑戦が決まりました。

いつものようにオフィスで仕事をしていると、斜め向かいにいたつっちーさんから「アクアラインマラソンの申込始まるよ」との情報共有が。
以前、つっちーさんと私含む会社の数名でアクアラインマラソンのハーフに応募し、見事全員落選という経緯もあり教えてくれました。

<アクアラインマラソンとは>
2年に1度の開催。千葉県最大のスポーツイベントで、約1万7千人が参加。青く雄大な海と空に囲まれた「東京湾アクアライン」を走る爽快感や田園、里山の風景など、「光り輝く千葉県の魅力」を味わえる本県ならではのマラソン大会です! 国内外からお越しになるランナーや応援の皆様を「日本一のおもてなしの心」でお迎えします!

出典:全国ご当地マラソン協議会

昨年5月にハーフマラソンを完走した私は「次はフルやるしかないでしょ」と意気込んで、アクアラインのフルマラソンへの申込を決めました。
(この時はまだ謎のモチベーションによって、イケイケ状態でした)

前回の全力ハーフマラソンの様子

さらに、はた迷惑な話ですが、どうせだったら皆で走ろう!と思い立ち、東京オフィスのチャットに「運動不足を一緒に解消しましょう」の文言と共にフルマラソンを一緒に走る人を募集。
今思えば、普段運動しない人たちをいきなり走らせるのは無謀すぎました笑

選ばれし4人

そんな無謀なお誘いに快く?応じてくれた、元陸上部(短距離)出身のまつけん、ウルトラマラソン出場経験のある鉄人千葉さんを合わせて4人の団体戦枠で申し込むことに。

ここにデータコムマラソン部爆誕!!

運命の当落発表

2024年5月31日
運命の当落発表の日。
アクアラインマラソンは前回同様、抽選制なので申し込んでも当たらないと走れません。

言い出しっぺながら、外れれば42km走らなくていいという気持ちと、どうせだったら走りたいという気持ちが混ざり合い、よく分からないドキドキ感の中、恐る恐る抽選結果を見ると、

見事、アクアラインマラソン2024に当選!!

当時のチャットでのやり取りはこんな感じでした。

アクアラインマラソン2024チャットでのやりとり

各々期待半分、不安半分といった何とも言えない気持ち。
ギリ期待が上回っていたかな…笑

トレーニングを開始?

とはいえ、走ることが決まったからには、完走に向けてトレーニングは必須です。
開催は11月ですが、練習を開始したころは夏真っ盛り。
酷暑の中、練習に励むメンバー。(中にはそうでないメンバーも?笑)

暑さが落ち着き始め、だんだんと本番が近づくにつれて、メンバー間では「最近走ってる?」、「そろそろやんないとヤバいですよね」みたいな会話が挨拶代わりに笑

1回はちゃんと走っとかないとということで、直前には練習会を開催!
予定が合わないメンバーもおり、参加メンバーは私とつっちーさんだけでしたが、幕張の湯楽の里からポートタワーまでを往復する計20kmのラントレを実施しました。

千葉県民なら皆さんご存じのポートタワー

20km走って思ったのが、「えっ、本番これの倍走るの…?」
半分の20kmでさえ足はパンパン、ボロボロ。

これは結構ヤバいかもしれない…

そんな一抹の不安を抱えながらも、最後に追い込みをかけて、いよいよ当日。

ちばアクアラインマラソン2024が開幕

2024年11月10日

当日は、移動が約2時間+ちょうどいい時間の電車が無かったこともあり、5時半起床。(眠ぃぃぃぃぃぃ)

うつらうつらとしながら木更津駅に向かう電車に揺られていると、THE・ランナーといった格好の人が続々と乗り込んできます。

木更津駅で電車を降りると、会場までは大行進かのような参加者の行列。
マラソン大会2回目(これだけの規模は初めて)の私からしたら、こんな人いるの!?という衝撃でした。

人の流れに沿って何とか体育館(更衣室)にたどり着くと、キッチンカーや地域のブースが並んでおり、ちょっとしたお祭りのような雰囲気に。

曇ってるせいであんまりお祭り感ないかも…

流石に走る前に食べてる余裕はなかったので、いそいそと着替えて荷物を預けると、いよいよスタート地点に。

スタート前に記念写真を📷

改めて参加者が整列すると、とんでもない人数!なんと総勢17,000人
スタートラインがまったく見えません笑

大行列のトイレに行ったり、記念写真を撮ったりしているとあっという間に、10時00分。
司会の方のアナウンスと共にカウントダウンが始まります。

10・9・8・7・6・5・4・3・2・1

ついにレースがスタート!目標は「全員完走」です!!

コース紹介

今回走るコースはこんな感じ。

青い海を見渡しながら澄みきった秋空を駆け抜ける、「ちばアクアラインマラソン2024」。
海に面し広々とした潮浜公園前からはじまる、ちばアクアラインマラソンのコースは、アクアラインの最高点40.85mめがけて木更津金田ICから海ほたるを、車いすの方も、ハーフマラソンの方も、マラソン参加の方も、天空を駆けるように走ります。
マラソンランナーは、後半、肥沃な農地で農畜産物を生産する袖ケ浦市の田園や、ほたる野や清見台といった住宅地までバリエーション豊かなコースを回って、スタート地点にほど近い旧木更津市役所にてフィニッシュ。
海を走って楽しみ、千葉のさまざまな魅力を、再発見いただけます。

出典:ちばアクアラインマラソンHP(一部抜粋)

スタートといっても、17,000人もいるのでスタートラインまではなかなかたどり着きません…笑
10分程してようやくスタートラインを跨ぐと、ついに42.195kmの長い戦いが始まりました。

42.195kmの死闘をハイライトでどうぞ

なかなか進めない最初の3km

木更津の市街地を走っていく最初の2~3kmは人が多すぎてなかなか思うように走れず、5km地点の最初の給水ポイントも、人が多かったので断念となかなか不安な立ち上がり…

ついにこの足でアクアラインへ

集団の流れに乗って8km地点を過ぎ、少しずつ人がまばらになってきたあたりで木更津インターの入り口の看板が見えてきました。

手前の坂を上りきると、そこには車でよく見ていたETCのゲートが!!
いよいよこのマラソンのメイン、アクアラインに突入です。

普段入ることができない所を走れちゃうのもマラソンの醍醐味!
両サイドを東京湾に挟まれながら走っていきます。
あいにくの曇天ながらも開放感があって気持ちいい!

順調にアクアラインを走っていき13km地点の坂を超えると海ほたるが!

走る前に確認した事前情報では海ほたるに特産品おもてなしスポットが設けられているとのこと!

~ラインナップ~
・海ほたるの夜空に
・焼き鯵ピロ
・房州紀行びわゼリー
・房州の思い出びわ餅
・カントリーマアムびわ

千葉県の名産品びわを使った食べ物が勢ぞろい!!

これを楽しみにしていたランナーも多いのではないでしょうか?
かく言う私も結構楽しみにしていました。

がしかし、コースの左側にあった補給所だけを見て走っていたら、特産品をひとつも見つけられずポカリだけ補給して海ほたるを後にする羽目に…
これも初参加の洗礼か…

泣く泣くアクアラインを折り返して、次なる目標、三井アウトレットパークを目指して走ります!

未知の21km地点越え

折り返し地点、うっすらと虹がかかってます

アクアラインを走り終え、アウトレットの所に差し掛かるとハーフマラソンのランナーはゴールに向かいます。
フルマラソン組はようやく半分…

私が、今までの人生で走った最長距離は2023年5月のハーフマラソン。
ここからは前人未到(自分の中で)の21km越え
一歩一歩が最長記録更新と自分に言い聞かせながら疲労がたまっている足を前に運びます。

まさに地獄の後半戦

「アクアラインマラソンの特徴は前半で名所が全部終わることです笑」
と言いたくなるほど、のどかな田舎道を走る後半戦。
(なので、ここからはゴールまで写真がありません笑)

1kmごとに「○○km地点」の看板を持っている人がいるのですが、まだ25km、まだ26kmと半分を超えた途端、なかなか進んでいる感覚がありません。
正直この20km台半ばから30kmくらいまでが一番精神的にキツかったかも

応援の力で元気100倍

もはや何km地点か忘れましたが、満身創痍で走っていると沿道の家の方が梅干しを差し入れてくれました。
元々、梅干し好きな私ですが、この時の梅干しはマジで声が出るくらい美味しかったです。一生忘れないレベル。

そして、もう一つ。
沿道の小学生が待つ道を通り抜けていくと、「がんばれー!!」の大声援。
人生でこんなに人に応援されたことあるか?ってくらいの応援を浴び元気100倍!!
疲れているはずなのに、自然と笑みがこぼれペースも上がります。
声を大にして言いたい、応援のパワーって本当に凄いです!!

30km後半、"人でなしの坂"

32km地点を過ぎ、ラスト10km!

ようやくゴールが近づいてきている感覚を得て、やる気を取り戻してきた私の目の前に最後の難所が立ちはだかります。

それが34km地点と38km地点の坂です。
アクアラインマラソンは起伏に富んだコースが特徴の1つでもあり、レース終盤にも40m級の坂が2つ待ち構えています。

出典:ちばアクアラインマラソンHP

これがもうキツイのなんの。
ここまで限界を超えて走ってきた私の脚ももう本当の限界。

「最後にこの坂持ってきた人、人でなしだろ」ということで、心臓破りならぬ"人でなしの坂"と勝手に命名。
(ちなみに34km地点の坂超えたところにあった、特産品の冷凍ブルーベリーはめっちゃ美味しかった)

全ての感情が入り混じるゴールの瞬間

ラストの2つの坂を超え、いよいよ最終盤!!
ここまで来たらもう気合。
(半分超えてからずっと気合だけで走ってましたが笑)

大勢の人が待つゴール地点はもうすぐそこに。
ゴールの柱が見えたときの安心感はすごかったです。

そして、ついにゴール!!
42.195km完走!!

ゴールをした瞬間はここまでの疲労と達成感と、安堵の気持ちとで感情がぐちゃぐちゃになって泣きそうでした。

終わりの見えない戦いで何度心が折れたか。心の中で何度「二度とやらん」と思ったことか。

それでもいざ走り終わってみると、今まで味わったことのない達成感を得ることができました!
この先、どんなにつらいことがあっても「42km走り切ったんだ!」と思えば乗り越えられそうなくらいにはいい経験になりました笑

なんと4人全員完走!!

なんと!無事?全員完走を果たしました!
マラソン経験のあるつっちーさんと鉄人千葉さんはさすが経験者なだけあって、安定感のある走りで完走。
練習不足だったまつけんは途中で足を攣って、制限時間ギリギリでなんとかゴール。途中からは本当に気合だけで走ったとのこと笑(本人談)

最初で最後のフルマラソン?

アクアラインマラソンを終え、データコムマラソン部の活動は無事一段落しました。
正直、走ってる最中、ゴールした後、マラソンの翌日とフルマラソンはもういいかなと思ってました。

しかし、不思議なもので少し時間が経ってこのnoteを書いてる時には、もう一回やってもいいかもなと思えてしまっています笑

果たして、次の挑戦はあるのかないのか?
次回にご期待ください。






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