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NIKE社が語るクラウド化が進む中での人材育成方法とは?|「re: Invent 2023」現地レポート!Vol.2

今回も、11月下旬にアメリカ・ラスベガスで開催された
AWS社主催イベント「re: Invent 2023」の
現地レポート続編です!

前回の記事をまだ読まれていない方はこちらから↓

印象に残ったセッションその2

 NIKEでData and AI Vice Presidentを務めるEmily White氏が
「Build your builders, build the future(創る人々を育て、未来を創る)」
と題した講演に登壇。
クラウド化へ進むなかでの人材育成について語りました。

クラウド化によって得られる便益として、
①費用の抑制
②生産性の向上
③市場シェアの拡張
をあげた上で、その便益を得るために
どのような人材育成が必要かを説明していました。

さすがNIKE!スポーツチームを例えに用いて、
「優秀な選手を獲得して、試合までずっとベンチに座らせておくチームがありますか?」
と問いかけました。

そして、
「普通はトレーニングに参加させて、チーム間でお互いの知識や才能を共有し合いながら、個とチームを強化していくでしょ。疑いの余地も無いと思う。」
とトレーニングを実施することの必然性、重要性を力説していました。

同社の取組として、
「AWS Cloud Quest」というトレーニングがあり
RPG形式のゲームを通して、
AWS社のサービスを学ぶことが出来る本コンテンツには、
約400名の社員が参加したそうです。

AWS社が提供する「AWS Cloud Quest

また、同社のOKRs(個人目標)には、
年間40時間のAWSトレーニングを課しているそうです。

Emily氏曰く、この目標設定は極めて現実的なものだそうで、
「パッと見は負荷が重そうに見えるが、1日あたり7分で達成するもの。FacebookやInstagramをスクロールしている時間をちょっと減らすだけで良い。」と解説。

お分かりの通り、どちらの取組についても、
実施の難度・ハードルを下げて、
社員の誰もがクラウドのトレーニングを受けやすい状態を目指しています。

NIKEという誰もが知るグローバルカンパニーでも、
手厚く、丁寧な施策を行っていることに感銘を受けます。

その甲斐もあってか、
ARバーチャル採寸・試着やオンラインショッピングなどの
モバイルAppサービスが充実した印象を受けました。

次回予告!

最後は主催である、AWS社のCTOである
Werner Vogels氏の講演についてレポートします!
お楽しみに!



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