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アメリカのスポーツから学ぶ本当の「ファン」とは|乗換ついでに、シアトルのホリデーを体験してきたVol.6

今回も引き続き、シアトルのホリデーについて。
前回の記事はこちらから↓


本当の「ファン作り」とは

昨今、日本のサービス業や流通小売業などでも「ファン作り」という言葉を耳にする機会が増えました。

人口減少に向かうなかで、“個客”を大切にしていくことが重要な戦略という意味だと理解しています。

一方で、アメリカで白熱するスポーツファンを見ていると、日本で使われている“ファン“という言葉にやや違和感を覚えます。
取り組みの是非を問うているのではなく、言葉と実施内容の乖離を感じるという意味です。

今回の観戦を通し、“幼い頃から地域のチームに慣れ親しみ、気づいたら激しく熱狂している”ファンが多い印象を受けました。
そういった“ファン”を作ると、ちょっとやそっとのことが起きても、“推し変”するようなことは起きないでしょう。

これこそが本当の“ファン”であると感じますし、私自身もその一人です。幼い頃に、仙台のサッカーチームの試合に触れて以降、20年以上同じチームを追いかけてきています。

目指すべき顧客との関係について

ビジネスの世界で、本当にそこまで到達出来るのかを見つめ直す必要があると感じます。

幼少期から商材や店舗に愛着を持ったとしても、環境が変わればすぐに訪問しなくなるでしょう。
また、商材や店舗に“熱狂”するということは、あまり想像出来ません。

皆さんは顧客とどのような関係を築きたいのでしょうか?

いま一度、目指すべき顧客との関係を定義、言語化し、目標に対して最も効果の高い取り組みを行うことが必要な気がします。

当社も然り、サービスをご利用頂いているお客さまとどんな関係性で在りたいかをしっかりと語れるようにならなければならないと痛感…。
2024年のテーマになりそうです。

おまけ

今回大変貴重な機会を頂き、ラスベガスにある「Allegiant Stadium」の見学をさせて頂いたのでその様子を少しお届けします。

2020年7月から利用が可能となった新スタジアムの内部

このスタジアムは2020年に完成し、以降NFLのラスベガス・レイダースが本拠地としています。

無観客のスタジアムで乾杯

レイダースは元々オークランドを本拠地としていましたが、スタジアムの老朽化に伴い、移転が検討され、結果的にラスベガスと決まったそうです。

ラスベガスは、MLBのオークランド・アスレチックス誘致にも成功、スポーツビジネスによる収益の拡大とともに、“ギャンブルの街”というイメージを変えたいのではないかと思います。

前夜の試合で荒れた芝生をメンテナンス

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ここまで海外探訪スポーツシリーズ読んでいただきありがとうございました!スポーツ×ビジネスという観点で様々な内容をお伝えしました。
次回からはニューヨークの「ちょっと良い消費」について!

今後の取締役、海外探訪シリーズに乞うご期待ください~!

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