![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/136919677/rectangle_large_type_2_5d74571f1637b59220d4ece275520691.png?width=1200)
次の世代に向けたカスタマージャーニーの構築~世界のマーケターが集う小売業向けイベント【Shoptalk 2024】とは?#3~
今回も2024年3月にアメリカ・ラスベガスで開催された流通小売業向けのビジネスイベント“Shoptalk 2024”についてレポートの続編です!
イベントで語られた観点その3として
Next Gen Customer Journeys 次の世代に向けたカスタマージャーニーの構築について解説します!
************************
Next Gen Customer Journeys
次の世代に向けたカスタマージャーニーの構築
Z世代(10歳前後~20代中盤)を中心に、情報取得・購買のプロセスに変化が起きています。
その変化を生んでいる大きな要因として
「メディア・広告の進化」
「D2C(Direct to Consumer)ブランドの躍進」
「AIの活用」があるようです。
メディア・広告の進化については、
デジタル広告の伸長が顕著。広告支出額ベースで、
すでにTV広告の規模を越えています。
さらに、デジタル広告のなかでも、
小売のEC・アプリやデータを活用した
“リテールメディア”の整備・活用が進み、
2025年にはリテールメディアに対する広告支出額が
TV広告の同値を上回る予想になっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1712207023077-UOFEoDsOez.png?width=1200)
また、コミュニケーションのコンテンツとしては、
Visualすなわち動画コンテンツの支持が高まっています。
そのことはアメリカのSNS勢力図にも表れており、
消費時間ベースでTikTokがFacebookに迫ってきており、
2025年には追い抜く見通しです。
EC機能が付いたTikTok Shopもローンチされ、
情報取得から購買が一気通貫で行える環境が整い始めています。
TikTok以外でもライブ動画を介して購買へ繋げるライブコマースが人気。通常のECであると、商品が上手く理解できないと顧客が離反してしまいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1712207161396-Mw9dqRAplB.png?width=1200)
一方、ライブコマースであれば
視聴している顧客のリアクションに応じながら
伝える情報を動的に変えられるため、購買へ繋げやすくなります。
商品に関する詳細な情報を必要とする
アパレルやコスメなどを中心に活用が進んでおり、
ライブコマース向けの動画プラットフォーム“Firework”を提供する
Loop Now Technologies社は2022年に約190億円の資金調達を実行。
市場からの注目の高さが伺えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1712206974819-tM3BYQbU9e.png?width=1200)
D2Cブランドの猛追
Z世代の購買行動を考察する上で、
“D2Cブランド”の存在は看過できないものです。
D2Cと類似する形態にZaraやユニクロに代表される
SPA(Specialty store retailer of Private label Apparel)がありますが、
SPAは店舗販売中心なのに対して、
D2Cは店舗を持たず自社ECサイトなどを
中心に販売する点が大きく異なります。
SPAが実現した中間業者を極力省き、
工場と店舗を繋ぐシンプルな商流に加えて、
店舗を運営するコストも抑えたことで、
高品質な商品をリーズナブルに提供できることがD2Cブランドの魅力。
さらに、企業が商品に込めた想いを直接伝えられるため、
顧客からの共感を得やすいという利点もあります。
コロナ禍の外出自粛でオンライン購買が一気に広がったことで、D2Cも浸透。
2019年から2022年の間で
約200億ドル(約3兆円)ほど市場が成長しています。
各ブランドとも数年の間に一定の顧客を獲得、
成熟フェーズに入るなかで新たな顧客と出会うために
百貨店やGMSなどと上手く連携していくことが必要になってきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1712207290114-aRBfFzO9qm.png?width=1200)
AIの活用については、前述した通り、
各企業が整備を進めており、
少しずつ顧客体験の向上にも資するものになっていくでしょう。
Z世代を中心に探索の手間を避ける傾向があり、
簡単に自分に適した商品に辿り着けると快適さを感じます。
サイトの閲覧状況や購買履歴に基づき、
パーソナライズされた情報を届けることが
これまで以上に重要になっていきます。
\Shoptalk 2024報告セミナー参加者大募集中!/
![](https://assets.st-note.com/img/1712207349098-HSYdHOzQct.png?width=1200)
世界最大級のリテールカンファレンスShoptalk 2024 緊急報告会~世界基準のリテールトレンドを専門家が徹底解説~
○日時
4月15日(月)16:00〜19:00
○受講方法
オンライン:ZOOM
オフライン:渋谷SOIL
https://shibuya-soil.com/
○受講料
無料(事前登録制)
○主催
データコム株式会社、株式会社カンリ―
○お申込みページURL
https://go.can-ly.com/l/1009622/2024-03-14/fr2gtf
\他の海外セミナーブログはこちらから読めます!/
************************
\コラボなどのお問い合わせはこちらから/
データコムでは取材やコラボnoteのご提案など随時受け付けております!
ぜひ下記より一度ご連絡くださいませ!