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入社2年目で新サービス!?企画からリリースまでやり遂げた怒涛の2か月間を振り返る<思わぬきっかけ編>

こんにちは、事業推進部のサカイです!
私が所属する事業推進部では、新サービスの企画・開発を担い、日々さまざまなアイデアを形にしています。
私は主に企画立案を担当し、顧客のニーズからサービスの方向性を考えます。そして、私の相方Kさんはアイデアを具体的なシステムに落とし込む開発担当です。

つい先日、この「企画」と「開発」の二人三脚で新サービス「データミル」をリリースしました!

今回のnoteはそんな自分たちの頑張りを見てもらいたい!というのと、1からサービスを立ち上げる時の手引きとして残しておけたらいいなぁという思いから書くことにしました!
激動の2か月すぎて、ボリュームが多くなってしまったので、「思わぬきっかけ編」「考え抜いた企画書編」「苦悩と達成の実行編」の3本建てでまとめました。

ここから「データミル」リリースまでの山あり谷ありの道のりをご紹介していきます!


「データミル」とは

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そんな特徴を持ったスマレジユーザー向けの売上分析アプリです!
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思わぬきっかけでプロジェクトを始めることに

新サービス開発のプロジェクトを始めたきっかけは、上司であるゴヤさんの「二人だけでアプリを作ってリリースしてみない?」という言葉でした。

最初聞いた時は、アプリを作った経験もないし、そもそも入社2年目の自分が?という思いもあり、自信がありませんでした。

一方で、不安な気持ちだけでなく、自分たちで作りたいサービスを作れるというワクワクを感じたのも覚えています。

というのも、実はこの時すでに作りたいサービスのイメージがなんとなくありました。
データコムは主にデータ分析システムを提供しています。お客様先を回っていると、若手社員の方や初めてデータ分析の部署に配属された方から「うまく使いこなせていない」「データ分析はどのように行えばよいのかわからない」といった声をいただくこともしばしばあります。

そのような課題を解決するため、データ分析初心者でも使いやすいシンプルなデータ分析ツールを作りたいと以前から思っていました。

そんなところにちょうど今回の話が転がってきたのです。

新サービス開発開始!!

初めての新サービス開発は、このような手順を踏んで進めていきました。

  1. コンセプト検討

  2. ニーズ調査

  3. 企画書作成

  4. プロジェクト計画書作成

  5. 開発

1.コンセプト検討

ゴヤさんの話では、「業界大手のPOS会社スマレジが提供する「アプリマーケット」では、外部のアプリベンダーが拡張機能としてアプリを提供できる仕組みが整っている」とのこと。

この話を聞いたとき、以前から構想していたシンプルなデータ分析ツールをコンセプトにしようと決めました。

タブレットPOSは安価に導入できるため、小規模の事業者が多いです。なので、「データ分析を本格的にやりたい」「データ分析をしたいがやり方が分からない」というニーズを持った方がたくさんいるのではないかと考えました。そして、そのニーズを満たすのはこのコンセプトだと思いました。

2.ニーズ調査

新サービス開発を始めるにあたって、『データ分析をしたいがやり方がわからない』という仮説を確かめるために、スマレジ利用ユーザーへのインタビューを検討。

すると、早速問題発生。
「スマレジユーザーにコンタクトする当てがない…」

データコムのシステムはスーパーマーケットがメインターゲットです。
スマレジを利用しているユーザーはおらず、既存顧客の中から探すことはできません…

スマレジ公式HPに掲載されている導入企業にやみくもにあたるのも効率が悪いと思い、インタビューサービスを利用してみることにしました。

サービス上でタブレットPOS利用者を募集をしてみると、意外とすぐに数名が応じてくれました。
インタビュー先を探すのに2週間ほどかけていたので、ようやく見つかり「やっとプロジェクトが動き出す」とほっとしました。

インタビューをする際は、できるだけリアルな課題を引き出すことに注力しました。質問の仕方ひとつとっても、「データ分析に困ってますか?」とストレートに聞いてしまうと、本当に抱えている課題は分かりません。
まずは日常業務で何をどのような流れで行っているのかを確認します。利用システムやレポートを見せてもらいながら、業務の流れを再現してもらいました。

すると、説明の中で思い出したかのように、ここで困っているという声を聞くことができました。このようなインタビューを6社ほど実施し、共通の困りごとを探っていきました。

サンプルは多い方がいいので、他のインタビュー先を探していると、ユーザーとの接点を持つ方法を見つけました。スマレジ利用ユーザーの交流会への参加です。

スマレジでは、アプリベンダーとユーザーがタッグになって成功事例を共有するユーザーコミュニティを開いていました。誰でも参加が可能だったので、これはチャンスだと思いコミュニティに潜入してきました。

ユーザーコミュニティは、成功事例のセミナーが3部構成で行われたあと、座談会という流れでした。会場には、およそ20人程度の方がいて、すべての方に「新しく初心者向けのデータ分析アプリを作りたいのですが、ニーズ調査にご協力いただけないですか」とお願いして回りました。

ダメ元のお願いでしたが、なんと2名に応じていただけました。行動してみる価値は大いにありました。

インタビューサービスとコミュニティでアポが取れた合計8名の方にインタビューを行い、困りごとや課題のヒアリングができました。

結果、タブレットPOSユーザーが「データ分析をしたいがやり方がわからない」という悩みを抱えていることが分かりました。

次回は、プロジェクトの企画書を作成していきます。

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